2019.5.12 四国 石鎚山
標高1,982m 近畿地方以西の最高峰。
役行者によって開山された修行の山。
日本の山はほとんど信仰の山ですが、ここ石鎚山も今も修験者にとって聖地のような山です。
岩場に付けられた鎖は4つ。総延長約230mの長大な鎖場は他の山では味わえない心身清めて集中して登らないと危険と隣り合わせ。体力と自信と氣合すべてがそろわないと進めない山だと思いまた。とは言え、う回路あります。鎖場が苦手な方でも大丈夫。
石鎚登山ロープウェイで 山頂駅から 中宮石鎚神社成就社 ここから望む石鎚山はこれから登ろうとする登山者や修行者の心身の清めの場所。ここから 山頂にある 奥宮頂上社 を目指します。
試しの鎖、一之鎖、二之鎖、三之鎖
合計4つの鎖場
奥社鎚神社頂上社のある弥山
日帰り登山可能の山ですが、私たちは頂上山荘に泊りました
宿泊者は当日の「夕拝」と翌日「朝拝」に参加ができ みんなで大祓詞を唱えます。
頂上社には、三つの御神徳を表す三体の御神像をお祀りしてます。
玉持ちの御神像
鏡持ちの御神像
剣持ちの御神像
大祓詞を唱えるのは初めての経験。まさか全5回の「古事記*八百万の神を学ぶ」勉強会を開催決定したばかり。古事記の学び場をスタートさせたこのタイミングは感謝しかありません。
翌日の「朝拝」では
大祓詞を唱えた後、直接御神像にふれ御神徳を受ける特殊神事「御内陣入(ごないじんいり)」の神事を受けることができます。
玉持ちの御神像 「仁」
鏡持ちの御神像 「智」
剣持ちの御神像 「勇」
「仁」「智」「勇」3つを授かり下山します。
最高峰に位置する天狗岳
奥社鎚神社頂上社のある弥山 から10分程度で石鎚山最高峰天狗岳に行きます。とは言え、切り立った痩せ尾根はスリル満点。
「静」「動」2つ
修験道を白装束の登拝者が行き来するこの山では、「なんまいだー なんまいだー」の声と鈴の音。朝夕はほら貝の響き。汗をかき、鎖を握りしめ、一歩一歩力強く進みます。
力強く進んだ後の静けさ 自然の静けさ 鳥の声 風の声 夜の静けさ 星の声
とても素晴らしい山旅でした。
石鎚山で授かった「仁」「智」「勇」を持って旅は続きます
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